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SixTONESとフィギュアスケート

JGP第2戦女子FS感想

JGP第2戦オーストリア大会女子が終わりましたね。

結果は

1位:ロシアn人目のアナスタシアさんのタラカノワ、2位:圧倒的なジャンプセンスを持つウンス、3位:昨年より表現力の増した真瑚ちゃん

表彰台おめでとうございます!4位はこちらもアナスタシアのグバノワたん様、6位に桃亜ちゃんでした。

 

タラカノワは13歳!圧巻の滑り。スケーティングは勢いがあってぐんぐん伸びるし、ジャンプもタノるし入出の工夫あるし。特にステップはうまいなあと思いました。ところどころの振りや姿勢に荒っぽさを感じました。体がジャンプを制御しているように見えるのも若いからなのかな?でもとにかく凄かったです。ジュニアデビューですよね??さすがロシア。

ウンスは昨シーズンより表情がよくなってるように思います。相変わらずジャンプが素晴らしい。軸が細くてきれい。韓国女子のジャンプ特性には毎回驚かされます。ステップのエッジがところどころ浅いように見えました。後半3Sからの三連続あたりからスタミナ切れ気味なのも気になりました。でも、全体的に流れがあって本人に合っているプログラムだと思います。ノーミスなら120点台後半~130点いけそう。

真瑚ちゃんは蝶々夫人。とても情感豊かに演じていてよかったと思います。ジャンプ着氷時の膝の使い方がうまいなあと素人目に感じました。スケーティングも良く、スピンやステップもよかったです。2Aは苦手なのかほかのジャンプとは違う感じに見えました。あとはトランジションをもっと入れたらいいのかな…オールラウンダーな真瑚ちゃんなのであまり指摘する点はない気がします。PCSがウンスより高いのにはかなり頷けます。

グバノワたん様は成長期なのかな。相変わらず素敵な滑りでした。ジャンプさえ決まれば…。彼女もタラカノワと同じく後半6ジャンプ構成でしたが、これには少し疑問です。後半どうしてもジャンプがプログラムに詰まってくるので彼女の持ち味である美しいスケートの魅力が減ってしまうような。ロシアスケ連はこの後のJGPSにも彼女を出すのか気になります。

桃亜ちゃんはSPとはまた違った雰囲気のプログラムで素敵でした。表現力は今回の試合で1番良かったと思います。あっこちゃんの振付を自分色にしていて、本当にジュニア1年目かと疑うくらい。その割にPCSは低いと思いました。問題はやっぱりジャンプの回転不足癖。特にコンビネーションジャンプは、2nd や3rdが回転が足りていないのもそうなんですけど、1stの時点で次に持っていこうとするのか1stも刺されそうな降り方に見えます。実際TESはかなり低かったです。3Aや4回転へ挑戦する女子選手が増えてきそうな中、勝ち抜くにはどうしてもトリプルジャンプの回転不足癖は直さないといけないでしょう…。逸材なのでうまくいってほしいです。

 

来週はラトビア。男子は表彰台候補の須本くん。FSレミゼは本当に素敵なプログラムなので楽しみです。樋渡君やサヴォシンもいます。女子はついに日本ジュニア女子の優勝候補筆頭の梨花ちゃんと、3シーズンぶりのJGPSとなる女優系スケーターゆは菜ちゃん。ロシアからは猫プロとアリエフでおなじみフェディチキナとJGPS初登場パネンコワ。大注目の1戦ですね。楽しみ!

アジアンオープン、JGP1戦目の感想(日本女子)

絶賛JGPS2戦目の最中ですがこんばんは。大きな大会だとアジアンオープン、JGPS1戦目が終わったところと言っても良いでしょうか。

アジアンオープンでは、ジュニア女子で紀平梨花選手(以下梨花ちゃん)、シニア女子で坂本花織選手(以下かおちゃん)、アドバンストノービスで河辺選手が優勝、白岩優奈選手(以下優奈ちゃん)が二位と大活躍。梨花ちゃんの3Aを含む8トリプル、しびれました…!かおちゃんのFSアメリ、DOIから表現の進化が凄くて驚き!優奈ちゃんもFSではジャンプのミスがややあったものの、今までとは違う表現が求められる難しいプログラムを見せてくれた。そしてかわいかった。

JGPS1戦目では3位に滝野莉子選手(以下莉子ちゃん)、4位に松岡あかり選手。莉子ちゃんは初のJGPで表彰台、素晴らしかった…。特にFSレミゼは昨シーズンよりも洗練された印象だった!松岡選手の演技はじっくり見るのは初だったけど、とにかくスピン、特にLSpが素晴らしい!!!スケーティングも綺麗で、基礎がしっかりしているんだなあと。さすが岡島先生の生徒さん…

やっぱり日本女子強いなあと改めて感じる2戦だった。シニア女子はロシア・アメリカ・カナダ・日本の四強だと思うけれど、その中でロシアと日本は選手層が厚く、国際戦で表彰台に乗る実力のある選手が多いような印象。特にジュニアになると、JGPのほとんどでロシアと日本で表彰台が埋まりそうだ(その2国以外なら韓国女子かな)。ロシア女子に引けを取らない演技構成(TES)・PCS・表現を持つ選手はたくさんいるので、これからまだまだ期待していきたい!

現在JGP2戦目で女子SPでは山下真瑚選手が3位、岩野桃亜選手が7位。山下選手は昨年2戦とも3位と実力十分な選手。岩野選手は回転不足のジャンプもあるが、表現はシニアにも負けないジュニア1年目。2人ともFSがんばって!